お陰様で怒涛の五月を無事に(後半風邪気味でしたが)を乗り切る事が出来ました。
黄金週間の日本橋亭における独演会は、観客動員は、いまひとつでしたが、内容的にには見るものがありました。
もう一つ小さな会場で、落語を楽しんで口演出来る境地にようやっと到達しました。時間が掛りましたが、これからは、この気持ちを大事にして一席一席丁寧に口演して行きます。
特に5月5日の第一部「大空遊平を励ます会」が、大変温かい雰囲気の内にお開きに出来た事がなによりでした。後輩と色物の方達の温かい心遣いに感謝しております。
初演の会で根多おろしした【こび茶】も確かな手応えが有りました。改めて自分の録音を聴いて、手直しを繰り返しながら、今の言葉で言う「クオリティー」を上げて行きたい、と思っております。寄席の帳面を見ると演目が固定化されて来てます。昔から問題視されてましたが、落語は個性の勝負みたいな所が有りますのでお客様に聴き比べて欲しいんですよね。
月末の「馬櫻実験劇場」は、大成功だと思います。杉浦日向子さんに触発されて【百日紅】を落語にしましたが、長年の懸案でした。葛飾北斎のお墓にもお参りの行けました。そして日向子さんのお墓にもご報告に行かせて貰いました。
なんとか今月中に、またお礼のお墓参りをしたいと思っております。
六月は、体調管理の難しい季節ですが、無理をせずのんびり落語に精進するつもりです。
特に10日までは、今の所落語会から声が掛って来て無いので、11月3日(金曜日・祝日)にヤマノミュージックサロン池袋で、「第弐回・馬櫻実験劇場」を開催する事に成りました。そこでは【百日紅・エピソードワン】と岡本綺堂の小説【鎧柩(よろいびつ)の血】を落語化する予定です。
そして、7月28日の「馬桜夏の独演会」の三席【応挙の幽霊】【死神】【船徳】の資料を集める準備期間に成ります。
17日(土曜日)は、毎月の勉強会『初演の会』です。
私が月番に当たり宿題三題噺に挑みます。
①累積警告 ②チャットGPT ③パンの耳 です。
5月30日に時間があったので、色々調べましたらやはり私の苦手は外来語にある事が良く解りました。
自分の経験して来た事をなんとか一席に纏めて口演させて貰います。そして、トリでは【三年目】を口演させて貰います。
新宿末廣亭の楽屋で五代目・小さん師から談志師匠が直に訊いた時の傍に私も前座で居ました。
五代目の三遊亭圓生(俗にデブの)師匠の幽霊になったおかみさんが色っぽかった!。と言ったのを聞いております。
そして、待望の古今亭雛菊君が初登場で【たがや】を口演致します。たま平君は上方噺【夢八】に挑む予定です。 多くのお客様に来て欲しい、と思っております。
その日は前に市川で落語会が有ります。詳細を掲示板に告知させて貰います。
*先月の開催と書いたのは、私の単純ミスです。6月の公演で、他にはおさん君が出ます。
翌日18日(日曜日)は、黒門亭の一部の中入りに出演致します。演目は【百日紅・壱 お栄の結婚】です。
トリは橘家文蔵師で【青菜】。他には柳家我太楼師と柳家花飛君が出演致します。皆様のご来場をお待ちしております。
山野楽器落語の一日は26日(月曜日)です。
第一部は、「馬桜落語講座・基礎知識」です。なにか解らない事がありましたら、遠慮なく質問して下さい。同業者の後輩も大歓迎です。
第二部は、「熱血・若手落語会」で、私は、さら口に上がり【こび茶」を口演させて貰います。 馬るこ君が休演で雛菊君が代演です。
おさん君は、三部の独演会が有ります。柳家の十八番【長短」に挑みます。 たこ蔵君は創作落語【夢応の鯉】に挑みます。
お陰様で今月もなにかと忙しくさせて貰っております。小さな落語会開催の相談に最初から落語会運営のノウハウをお教え致します。 遠慮なくメール下さい。
今月もご指導ご鞭撻の程 宜しくお願い致します。
鈴々舎 馬桜
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