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2024年 神無月 朔日 |
九月の残暑も厳しく、身体がなかなかついていけなくてまいってます。しかし お陰様でなんとか元気な毎日を過ごしております。とにかく病気をしない為の準備を色々して来ました。
「大腸癌検査」もお陰様で異常無しと、主治医から太鼓判とお墨付きを頂きました。一安心です!この二十三日に七十五回目の誕生日を迎えます。正直こんなに長生き出来ると思って無かったので丈夫に産んで呉れた両親に改めて感謝です。
しかし 子供の頃から病気のデパートでした。肺結核、その輸血から来たC型肝炎、右下肢壊死性筋膜炎、大病ばっかりで長い事入院していた時期もありました。自分の中では、今月を無事で迎えられるのは「奇跡」としか言いようが無いのです。改めて日々日々感謝しております。
さて、今月は四日・第一金曜日に「山野楽器落語の一日」が御座います。
一部:馬桜落語講座 江戸の色里・品川 居残り佐平次のビデオを見ます。二部:熱血・若手落語会 で、先月根多卸しした【堪忍袋】を口演させて貰います。その他の同人の演目は「掲示板」の告知を見て下さい。
三部:落語芸術協会の春風亭傳枝師の「独演会」を開催致します。
来月・11月1日の三部は「第六回 馬櫻実験劇場」です。
ゲストは、寺脇研氏で、サブタイトルが「落語と映画と石井徹也の話をしよう!。」で、石井徹也氏の追善の会でも有ります。
11日(第二金曜日)は、落語協会の二階で「二金落語会・=新しい落語の誕生です。=」と云うサブタイトルが付きます。即興で、その場で頂いた「三題」を20分前後の噺に纏めて三遊亭歌実君が口演致します。その間の40分を入船亭扇蔵師が、最近なかなか聴けない【吉住万蔵】を口演致します。これも聞き物です。
私は、制作責任者として、受付と三題噺のお題を取る役を遣ります。新しい噺の誕生を一緒に見届けましょう。
13日(日曜日)は、黒門亭二部のトリを勤めさせて貰います。
演目は、最近高座に掛けて遣り残した【井戸の茶碗】です。二つ目に成り立ての頃、先代・春風亭柳朝師匠から鈴本演芸場の地下の従業員の休憩場で兵隊稽古で教えて頂きました。
大好きな噺ですし、最近 千代田朴斎の娘のイメージが、卓球の石川佳純が一番近い様な気がして・・・。
巴里五輪のレポターの中では一番良い印象でした。そんなイメージで口演させて貰います。詳細は、落語協会のホームページか私の所の「掲示板」を見て下さい。皆様のご来場をお待ちしております。
26日(土曜日)は、毎月の勉強会「初演の会」です。
最近 本当に新根多に挑んでます。今まで口演しなかった噺に新しい「何か?」を求めてます。難しくて出来なかった噺も、いくらか技術を身に付けてこなして行こう。と思っております。勿論 ボケ防止もあります。
で、10月は【素人鰻】です。勿論 黒門町の名演を見てますし、志ん朝・談志の両師匠も手を出さなかった噺です。文楽師匠へのリスペクトで手掛けなかったのかも知れません。
明治維新を背景に、神田川の金が腕っこきの職人と云う事を少し時間を割いて見たいと思います。
黒門町が、そぎ落としものを改めて拾い洗い直して口演いたいと思ってます。宿題三題噺は、林家たま平君が月番です。そしてトリでは【子別れ・下】を口演致します。私が移しました。圓生師→圓彌→馬桜 と継承してきたものです。しっかり受け取って呉れれば良いのですが、これを書いている段階では、まだ「上げの稽古」はしてません。雛菊君は、自分の会でトリ根多を、そして此処では寄席で口演出来る演目を勉強して行く様です。今回は【反対車】で、五街道雲助師匠にお稽古して頂いたそうです。
今月は、沢山の資料を読まないと追いつかない噺もありますが、江戸の資料は我が家の書架に満載です。そして、川柳と俳句を改めて勉強させて貰います。その句から、まくらに入り本題へ行くのが理想です。
読書の秋:読みたかった小説や松尾芭蕉関係の本を読みたい。と思ってます。
今月もご指導・ご鞭撻の程 宜しくお願い致します。
鈴々舎 馬桜
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【公演予定】
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「七緒 Vol.50」に鈴々舎馬桜登場!髑髏に妖怪…こわいけど惹かれるアイテムで夏の着物を遊んでみようという企画が掲載されています!ぜひ書店で!
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