お陰様で6月28日の「夏の独演会」は、観客動員もなんとかなりました。 先ず、お客様が来て呉れなければ・・・弱い商売です。 内容は、圓満君に移した【植木のお化け】が評判が良く、ほっとしました。
これでこの噺はあと15年の寿命を貰いました。私の三席は、【七段目】が安定していて面白く聴けました。と、言うメールを何人かの方から頂きました。
歌右衛門と團十郎の掛け合いだと時間が延びる。と云うくすぐり・・・どれだけの人が解るか疑問です。と云う感想をある方がその人のXで書いてました。
私の会に初めて来たお客様で「下手」で見たい。確認のメールを出したら「上手」の間違いでした。嗚呼~~!そんな人の見当違いの意見も書かれると・・・時代ですね。
【心眼】は、お陰様でなんとか自分の納得出来る所に近づきつつあります。この歳に成って「自分の中のノビシロ」を感じてます。 八月の「黒門亭」で、口演出来る様に担当者にお願い致しました。
【百日紅・お栄の結婚】は、初演よりブラッシュアップされているそうです。私は外来語が苦手ですので、前よりは良くなった!。と理解してます。 そして、東銀座:木挽堂の小林さんから素敵なアドバイスを頂きました。
有難い事です。その内に小さな落語会で口演したいと思ってます。
「百日紅・一部・二部・三部」完全通し口演を考えてます。
お陰様で今月は、山野楽器落語の一日は第一金曜日5日です。
第一部「馬桜落語講座・先行芸能からの影響・歌舞伎」を講義致します。
上下(かみしも)がどうして決まったか? きちんと教えます。
高校生の為の歌舞伎教室でも間違った説明でした。それは、公共では「説明出来ない」んです。その説明を聴きたい方はぜひ受講して下さい!
第二部「熱血・若手落語会」です。
今回の売りは、林家はな平君の【唐茄子屋政談】の通しです。トリを勤めて貰い、私は、【星野屋】のリベンジです。 今回は鳴り物は入りません。
馬るこ【たがや】おさん【素人鰻】神田川の金の噺です。
今回は、楽しい番組になりそうです。
第三部「第四回・馬櫻実験劇場」です。
落語会のタブーに挑む、と題して「夏なのに冬の噺」と「同じ噺が二度聴ける」
で、【芝浜】を春風亭昇吉君と私が口演致します。
そして、もう一人 瀧川鯉朝師が圓朝作 三題噺の名作【鰍沢】を口演して貰います。
この会も沢山の方に聴いて、見て頂きたいと思っております。お時間のある方は、お友達を誘ってぜひお出掛け下さい。
今月の「初演の会」は、27日(土曜日)です。
宿題三題噺の月番は、雛菊君で題は①線状降水帯 ②パリ五輪 ③アーバンベア です。
どう纏めて一席にするか・・・今から楽しみです。
もう一席はトリで【鈴ヶ森】を勤めます。
たま平【かわいや】で私は【阿武の松】を口演させて貰います。
阿武の松:は全くの初演で久し振りに脳を「フル回転」させて覚えます。
基本は⑥三遊亭圓生 ⑦立川談志 そして先代・京山幸枝若がお手本です。
もっとも談志は、幸枝若師がお手本です。その著書に書いてあります。
そして、今月は来月の私のライフワークの一つ『圓朝座』の準備と稽古です。
毎年 落語界・中興の祖 三遊亭圓朝師の祥月命日にその菩提寺の谷中・全生庵の座禅堂で公演させて貰える。
幸せを噛みしめて稽古に励みます。
今年も熱い夏に成るようです。
水分補給で熱中症に充分お気を付け下さい。
今月もご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。
鈴々舎 馬桜
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