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葉月・朔日 |
お陰様で怒涛の七月も無事にお開きにする事が出来ました。
特に「第一回 試演会」は、満員御礼札止めの盛況で、桂小すみさんに移した【植木のお化け】は、大成功でした。これでこの噺の寿命が三十年延びました。後は、私の型の【二階ぞめき】を若手に移そうと思っております。吉原を舞台にした落語と芝居を理解している若手を探すか? 地道に一つ一つの意味と「助六」の揚巻の悪態の声色が出来る落語家をどう作っていくか? 難しい問題です。
九日(火曜日)は、ヤマノミュージックサロン池袋での「山野楽器落語の一日」です。第一部は私の講座で「江戸の色里・その参 新宿」です。参考資料として、六代目・三遊亭圓生師の【文違い】を観る予定です。勿論 圓生師の思い出話もお喋り致します。
二部は「熱血・若手落語会」で、私は【千両みかん】を口演させて貰います。馬るこ君が休演で代演に入船亭扇蔵師を頼みました。黄金週間の二人会で、口演した松本清張原作の【左の腕】を口演して貰います。おさんは【千早振る】をたこ蔵は【紙入れ】を口演致します。
詳細は「掲示板」に掲載致します。
三部は「桂文雀・三遊亭窓輝二人会」を開催致します。
十一日(木曜日・祝日)は、私のライフワークの一つ圓朝座をその菩提寺で在る谷中・全生庵の座禅堂で開催致します。因みにこの日が圓朝師 の祥月命日で、午前中に本堂で法要が行われます。
私は続き物の【緑林門松竹・上総屋清三郎から按摩幸治】を口演させて貰います。ゲストは柳家三三師匠で第九次の吉例で【鰍沢】を口演して 貰います。お楽しみに!
十四日(日曜日)は、赤坂・常國寺さんで「精進料理と落語の会」です。毎年 夏は此処で蝋燭を灯し怪談噺を口演させて貰っております。
以前に一度口演した事がある【牡丹灯籠・お露と新三郎】を新しい工夫をして口演致します。 この会も「掲示板」に詳細をアップ致します。
二十五日(木曜日)は、「馬桜夏の独演会」です。今年は七月が取れなかったので、八月の公演となりました。好きな噺をと前から思っていて実は独演会では始めて高座に掛けさせて貰う【髪結新三・お熊かどわかし】を一席目に口演させて貰います。
芝居の永代橋で新三が忠七を相手にする「傘づくし」の台詞を楽しんで貰って、実はこの噺は落語が原典で芝居化されたものですので、その原
点を味わって欲しい。と思っております。車力の善八が町内の顔役・弥太五郎源七宅へ行く場面があります。この滑稽味は芝居にはありません。
中入りを挟んで【植木のお化け】を口演致します。小すみ師に教えた一席を依りグレードアップ致しました。この噺の楽しさは、この辺にあります。 コロナで観客動員が心配ですが万難を排して準備をさせて貰います。
皆様のご来場をお待ちしております。
毎月の勉強会「初演の会」は、二十七日(土曜日)で、久し振りに落語協会二階(黒門亭)で開催致します。
八月は「特集・禁演落語の会」です。世の中が平和でないと私共の商売は、成り立ちません。 落語が口演出来る有難さをしみじみ味わって口演させて貰います。
たま平【磯の鮑】と云う楽屋帳でも最近見られ無くなった演目を掛けさせて貰います。歌実【紙入れ】です。古今亭菊之丞師にお稽古を付けて
貰ったそうです。私は兼ねてからの課題の田舎者・杢兵衛大尽と若い者喜助と花魁・黄瀬川の三人の立場で微妙に変わる名作【お見立て】を口演させて貰います。
この噺を聴くのが好きで取り上げましたが・・・まぁ どの噺も易しいものはありませんが、楽しめて口演出来たら最高です。
今月もまだまだ暑い日が続く予報です。
コロナ対策も、手洗い・うがい・消毒・検温・睡眠・水分補給を充分にして、乗り切りたいと思ったおります。 また、九月四日(日曜日)の謝楽祭で販売する本もリストアップ致します。
買いたい本が御座いましたら、お早めにメール下さい。
お取り置きしておきます。
今月もご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。 。
鈴々舎 馬桜
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【公演予定】
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「七緒 Vol.50」に鈴々舎馬桜登場!髑髏に妖怪…こわいけど惹かれるアイテムで夏の着物を遊んでみようという企画が掲載されています!ぜひ書店で!
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